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「十条」駅前開発は環境配慮型の高層マンションに
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2022.01.31 11:45
東急不動産(東京都渋谷区)と、日鉄興和不動産(東京都港区)は、東京都北区上十条二丁目で建設中の「十条駅西口地区第一種市街地再開発事業」において、環境配慮型の超高層タワーマンション「THE TOWER JUJO(ザ・タワー十条)」を開発すると発表した。
事業は同物件を中心とし、駅前ロータリー整備を含めた「住宅・商業・公益」一体の大規模複合再開発施設。開発地はJR埼京線「十条」駅徒歩1分、JR京浜東北線「東十条」駅徒歩9分の場所に位置し、主要駅へ直通かつ短時間でアクセスが可能。
「ザ・タワー十条」は敷地面積7071㎡、建築延床面積8万0996㎡、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)地上39階地下2階塔屋2階、総戸数578戸の分譲マンション。
コンセプトは「駅近×最高層×情緒×都心×未来×愛着をすべて叶えたい『東京をよくばるタワー』」。住宅共用デザインには「TRUNK HOTEL」などを手掛けるJamo Associates(東京都港区)をマスターデザイナーに、「TENOHA代官山」などを手掛けるDAISHIZEN(東京都港区)SOLSOをグリーンデザイナーに起用。
建物内共用部の壁面や天井の一部に解体材を採用し、環境に配慮した計画。また、住宅共用施設や屋外バルコニーにはSOLSO監修のグリーンをふんだんに盛り込み、環境に配慮しながら数十年後になっても色褪せない、普遍的な価値観を軸に、季節や年月の経過とともに変化と成長を楽しめる空間に整備する。共用廊下にはリサイクル材を加工したカーペットタイルや、商品の長寿命化や軽量化により環境負荷を低減した壁紙を採用する。