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東急建設 木造建築ブランド「モクタス」を強化・拡充へ
2022.01.31 11:38
東急建設(東京都渋谷区)は、木質耐火部材のパイオニア企業であるシェルター(山形県山形市)と昨年10月にOEM契約を締結。このたび中・大規模木造市場への取り組みを拡充するため、シェルター社が保有する木造耐火部材「COOLWOOD」を東急建設の木造木質化建築ブランド「モクタス」を冠した「モクタス WOOD」(商標出願中)として採用した。これにより開発済みの準耐火部材に加え、耐火部材が「モクタス」ブランドとしてラインアップされた。
「モクタス WOOD」は耐火性とコストパフォーマンスに優れた木造耐火部材であり、主に都市部で増加傾向にある耐火の木造・木質建築物需要に応えるため本年1月下旬より本格的に導入されている。
現在、脱炭素意識の高まりを受け市場ニーズとして中大規模木造・木質化建築を求められており、その中でも耐火建築物の施工力向上が東急建設にとっての急務となっていた。東急建設では今回の導入を契機に新たな技術開発への足掛かりや独自の技術獲得も視野に入れ、都市に木を足す「モクタス」のブランドメッセージ、『木心地のよい都市創り』の具現化を図るとしている。