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野村不動産と野村不動産ビルディングが合併へ 新体制で「芝浦一丁目プロジェクト」推進
2022.01.31 11:40
野村不動産ホールディングス(東京都新宿区)は、「野村不動産(東京都新宿区)と野村不動産ビルディング(東京都港区)の合併を決定したと発表した。合併は今年4月1日付。
グループで推進している「芝浦一丁目プロジェクト」の推進体制を強化するとともに、グループとしての開発・賃貸・運営機能の最適化を図るため、両社を統合する。合併会社の商号は野村不動産。本社は現野村不動産の現本社に置かれる。
「芝浦一丁目プロジェクト」は、「浜松町ビルディング(旧東芝ビルディング)」の建替え事業。野村不動産株と野村不動産ビルディング、東日本旅客鉄道(東京都渋谷区)の3社が共同の事業主体となり、昨年10月1日に着工した。4700㎡の区域に、高さ約235m、延床面積約55万㎡のビルを2棟建設。オフィス・ホテル・商業施設・住宅などを含む複合ビルとする計画で、約10年間に及ぶ大規模複合開発となる。
野村不動産ビルディングは旧称東芝不動産。2008年に野村不動産が取得して「浜松町ビルディング(旧東芝ビルディング)」などの保有物件とともに野村不動産グループの傘下に入った。2020年4月、グループの100%子会社になり現社名に。