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森ビル ペットボトルのリサイクル実証実験「六本木ヒルズ」で回収から圧縮まで

2022.01.31 11:34

 森ビル(東京都港区)は1月24日、「六本木ヒルズ」で資源循環モデルの構築と持続的運用に向けた実証実験を行っていることを明らかにした。
 実証実験はコカ・コーラ ボトラーズジャパン(東京都港区)と日本コカ・コーラ(東京都渋谷区)、世界50カ国でリサイクル事業を展開するトムラ・ジャパン(東京都中央区)と共同で行われている。「六本木ヒルズ」など都市部の事業所において事業系PETボトルの新たな資源循環モデルの確立を目指す日本初の取り組みで、環境省「令和3年度バイオプラスチック及び再生材利用の促進に向けた調査・検討委託業務」の一環である「環境省 プラスチックの資源循環に関する先進的モデル事業」として今年2月28日まで実施される。
 具体的には、「六本木ヒルズ森タワー」内の実証実験対象エリアで発生した使用済みペットボトルを専用の自動回収機と既設の分別回収BOXで回収。飲料用ペットボトル容器として再生させる「ボトル to ボトル」リサイクルの具現化を目指し、排出事業者と飲料メーカー、リサイクラーの協働による新たなシステムの構築および運用に挑戦する。
 通常、空のペットボトルの回収やリサイクルは複数の業者・ルートを経由するが、今回は森ビルが森タワー内で回収から圧縮までを行う。事業所内で圧縮したペットボトルを直接「ボトル to ボトル」のリサイクラーに輸送することで、輸送効率を高めながら確実にリサイクル用の資源として提供。今後は同実証実験の結果を用いて、「六本木ヒルズ」全体や森ビルが運営する他の再開発プロジェクトでも応用できる資源循環の事業モデルを検討する予定となっている。
 森ビルは今回の実証実験を通して、循環社会のプレーヤーである生活者に行動変容を促すとともに、資源の効率的な利用を通じて都市の資源循環の推進に貢献することを目指すとしている。




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