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「長谷工レジデンシャルプライベート投資法人」設立

2022.02.07 10:58

 長谷工コーポレーション(東京都港区)は、100%出資子会社である長谷工不動産投資顧問(東京都港区)を設立企画人として、非上場オープンエンド型不動産投資法人である「長谷工レジデンシャルプライベート投資法人」を設立し、1日付けで同投資法人の運用を開始した。
 運用開始時の資産規模は約200億円。投資対象用途は居住施設(賃貸住宅、学生寮、社員寮、シニア施設)の他、生活関連商業施設や底地等となる。
 長谷工グループは現在、2030年3月期までに「住まいと暮らしの創造企業グループ」へと飛躍することを目指し、2025年3月期までの中期経営計画「HASEKO Next Stage Plan(NS計画)」を掲げている。従前より賃貸マンションの開発、賃貸事業に継続的に取り組んでいたことに加え、2015年には長谷工不動産投資顧問が同社のグループ会社となり、投資家に向けたビジネスの提供が拡充された。今回の私募REIT創設は、NS計画の重点戦略のひとつである「不動産関連事業の投資拡大」として、同グループのストックビジネス強化の一環となる。
 同投資法人では居住施設を主な投資対象としており、同グループのマンション施工実績や管理実績、修繕工事実績など、住まいに関連する様々なノウハウやネットワークを生かすことが可能。今後、同グループが一体となって運用をサポートすることで同投資法人の安定的な成長を実現し、投資家のニーズに沿った商品を提供していくとしている。




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