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東京建物 中規模オフィスビル事業に参入「T-PLUS日本橋小伝馬町」4月竣工

2022.02.14 11:01

 東京建物(東京都中央区)が、中規模オフィスビルの開発事業に参入する。
 第1弾となる物件「T-PLUS(ティープラス)日本橋小伝馬町」を開発中で、今年4月の竣工を予定している。
 東京建物では「中規模オフィスビルにおいてもスペックの高さやデザイン性だけではなく、オフィスワーカーのニーズに対して柔軟に対応し、中心となる『人』が健康で快適と感じられる環境空間が求められている」と分析。参入の目的を「オフィスワーカーがより自由に、心地良いと感じる環境を実現するため、新たなワークプレイスとしての中規模オフィス開発を積極展開していく」としている。
 「T-PLUS日本橋小伝馬町」は敷地面積420㎡、延床面積2780㎡、鉄骨造地上9階。1階に店舗と駐車場を配し、2~9階を賃貸オフィスとする。オフィスフロアはウェルネスに配慮し、外気に触れられるインナーテラスを設置するなど、開放的な空間を実現する。また顔認証対応のエントランス、非接触エレベーターボタン、抗菌仕様の宅配ボックスなど感染対策にも力を入れている。
 東京建物ではすでに同ビル以外にも複数の中規模オフィスビルを開発中で、23年4月竣工予定の「(仮称)仙台広瀬通りオフィスビルPJ」、24年1月竣工予定の「(仮称)仙台駅前美波町通りプロジェクト」、24年1月竣工予定の「(仮称)芝浦プロジェクト」などを推進している。




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