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太陽光パネルを駐車場の路面に 日本パーキングなどが実証実験

2022.02.21 13:47

 日本パーキング(東京都千代田区)は、太陽光路面発電パネルの開発などを行うMIRAI-LABO(東京都八王子市)と資本業務提携契約を締結した。日本パーキングが運営する駐車場にMIRAI-LABOの太陽光路面発電パネルを実装し、「ZEP(ネット・ゼロ・エネルギー・パーキング)」の実現に向けた実証実験などの取り組みを行っていく。
 実証実験は今春から、日本パーキングが保有する東京都八王子市内の立体駐車場と平面駐車場の2カ所で実施する予定。MIRAI-LABOの太陽光路面発電パネルを装着し、効果などを検証する。
 駐車場の開発・運営を主業とする日本パーキングは、全国1861カ所、7万5254台の駐車場を展開している。同社が属する東京建物グループは脱炭素社会の実現に向けた温室効果ガス排出量削減の中長期目標を設定しており、2030年度までに40%削減(2019年度比)、2050年までにネットゼロを目指している。
 一方のMIRAI-LABOは「環境主義」を企業理念に、太陽光路面発電パネル、リチウムイオンバッテリーの無瞬断切替技術、LED用リフレクター照明技術を軸として、様々な省エネ環境製品の開発を行うとともに、中古EVバッテリーの劣化診断やリユース製品の開発等も手掛ける。また、環境プラットフォーマーとしての活動も活発化。株主・事業パートナーであるオークネット(東京都港区)やENEOS(東京都中央区)などの連携を推進しながら、「100年後を見据えたサスティナブルな地球環境創りに貢献する取り組み」を行っている。
 両社は、互いの強みを生かした駐車場のZEP化を通じて、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献するという目標が一致したため、資本業務提携契約の締結に至ったという。




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