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「関電不動産神戸三宮ビル」竣工 省エネ+再エネ電力採用で「ゼロカーボンビル」を実現
2022.03.07 18:37
関電不動産開発(大阪市北区)が、神戸市中央区三宮町で開発を進めていたオフィスビル「関電不動産神戸三宮ビル」の建設工事が、先月28日に竣工した。
立地はJR「三ノ宮」駅徒歩5分、地下鉄「旧居留地・大丸前」駅徒歩3分をはじめ、9駅6路線が徒歩10分圏内の場所に立地しており、周辺は神戸三宮センター街、旧居留地等、ビジネス、観光、ショッピングで賑わいのあるエリア。
同ビルは、敷地面積1007㎡、延床面積8406㎡、基準階面積468㎡、鉄骨造、地上12階のオフィスビル。外観デザインは高さ約55mに及ぶタイルと、約26mのワイドスパンのガラスとのコンビネーションで形成している。
1~2階には給排水対応エリアを設け、飲食店や店舗等に利用可能なスペースを用意。3~12階は貸室面積約142坪のオフィスフロア。柱を壁面に配置した無柱空間を創出することで、自由度の高いオフィスレイアウトを実現。屋上テラスと3階にリフレッシュスペースを設置することで働き方の多様なニーズにも対応しており、ウェルネスな職場環境の整備等でSDGs達成にも寄与する。
給湯設備、空調設備等に要する全ての熱源を電気で賄うオール電化ビルとなっているのも特徴。さらに個別空調、Low-Eペアガラス、自動調光LED照明等により省エネ性、快適性を確保し、使用する電気には再生可能エネルギー由来の環境価値を付加した関西電力(大阪市北区)の電気料金メニュー「再エネECOプラン」を導入。ビル全体の消費エネルギーに関してゼロカーボンを実現し、社会全体のサスティナビリティ向上に貢献している。