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ESR 兵庫県川西市に関西最大50万㎡超の土地を取得 「川西ディストリビューションセンター」開発へ

2022.03.07 18:28

 ESR(東京都港区)は1日、兵庫県川西市に50万5647㎡の土地を購入し、物流施設「ESR川西ディストリビューションセンター(川西DC)」を開発すると発表した。同社にとって全国で33件目、関西圏で6件目のプロジェクトとなる。
 「川西DC」は、第1期として14万4852㎡の敷地にA棟、B棟2棟の物流施設を建設する。第1期の総投資額は502億円。両棟ともに地上6階、免震構造のシングルランプ式マルチテナント型で、延床面積はA棟が8万9800㎡、B棟が9万5700㎡。いずれも2023年7月着工、2024年12月竣工を予定している。2期目は2025年以降に物流施設2棟を建設する。
 「川西DC」は川西市北部、舎羅林山の北側、国道173号沿いに位置している。新名神高速道路「川西」ICより3・8km、国道173号経由で阪神高速11号池田線を利用すれば大阪国際空港から11km。「川西」ICから新名神高速道路経由で箕面有料道路や新御堂筋を利用することにより、北摂エリアまで10分、大阪市の中心市街地にも30分以内でのアクセスが可能だ。今後は2023年度に予定されている新名神高速道路の全線開通に伴い、神戸や京都などの近畿エリアをはじめ、広域には西日本エリアまでをカバーする物流拠点となる。
 また、能勢電鉄妙見線「一の鳥居」駅からエントランスまで約200m(徒歩2分)と、公共交通のアクセスにも優れている。近隣には阪急北ネオポリス地区をはじめとした大規模ニュータウンがあり、人材確保の面でも有利な立地となっている。
 同社は「川西DC」においても基本理念である「HUMAN CENTRIC DESIGN.」に基づき、CASBEEAランク基準を満たす環境や省エネルギーに配慮した物流施設を実現するとしている。




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