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関電不動産開発 バンコクの分譲マンション事業に参画

2022.03.14 14:56

 関電不動産開発(大阪市北区)は7日、タイ・バンコクで分譲マンション「125 SATHORN」の開発事業に参画し、3月より販売を開始すると発表した。
 プロジェクトは、現地デベロッパーと東レ建設(大阪市北区)との共同事業会社を通じて行われるもので、バンコクにおける関電不動産開発初の分譲マンション事業となる。バンコクを代表するビジネス街・サトーンエリアに、総戸数755戸、地上36階の超高層コンドミアム2棟を建設し分譲するもので、2026年の竣工を予定している。
 開発地は高架鉄道「チョンノンシー」駅から徒歩6分。サトーンエリアは大手企業や各国の大使館、有名ブランドホテル等が集積し、職住近接・生活利便性にも優れる。エリア周辺では大型複合施設「One Bangkok」の開発も進んでおり、今後ますます利便性が高まる予定となっている。
 関電不動産開発は2017年7月に海外不動産事業に進出。東南アジアなどの新興国で住宅開発を、米国や豪州などではオフィスビルの賃貸や住宅開発を進めてきた。これまでベトナム、インドネシア、タイ、米国で、住宅開発事業7件、米国・シンガポール・豪州において賃貸事業11件に参画。タイには昨年4月に初の海外拠点となるバンコク事務所を設立し、住宅市場の成長が見込まれる重点投資国の一つと位置付けている。




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