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「プロロジスアーバン東京足立2」竣工 東京北部~埼玉をカバーする都市型物流施設
2022.03.14 14:44
プロロジス(東京都千代田区)は、東京都足立区入谷で、都市型賃貸用物流施設「プロロジスアーバン東京足立2」の竣工式を今月9日に行った。
竣工式には、入居予定企業の関係者、設計・施工を担当した巴コーポレーション(東京都中央区)など関係者、プロロジスからは代表取締役会長兼CEOの山田御酒氏らが参列し、完成を祝った。
立地は、東京北部・埼玉の消費地をカバーする好立地に位置している。東京都足立区、板橋区、埼玉県川口市、草加市、八潮市などへは一般道を使用して30分で配送することが可能。60分圏内には「東京」駅以北の都内エリアや埼玉県広域が含まれ、迅速な配送が必要となるEC事業や、ラストワンマイル拠点としても好適な立地。また、日暮里・舎人ライナー「見沼代親水公園」駅および「舎人」駅からいずれも2km圏内であり、周辺には住宅地も多く、従業員確保にも有利な環境。
建物は、敷地面積3125㎡、延床面積6466㎡、S造地上3階の都市型物流施設として開発された。コンパクトな施設でありながら4tトラックが直接2階にアクセスできるスロープを併設し、荷物用エレベーターも2基備える。
1階は、都市型配送拠点としての機能に特化し、駐車機能を備えた倉庫とした。低床倉庫であり、配送車が直接乗り入れ、出庫できるワンウェイの通過動線によって、安全かつ高効率のオペレーションが可能。配送車15台分の駐車場には泡消火設備を装備。事務所も併設しており、EC配送拠点に必要な物流業務を一つの拠点で完結可能な施設。
2~3階には、外資系企業の入居が決定しており、1階は引き続き入居企業を募集している。