週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

来春グランドオープンの「東京ミッドタウン八重洲」地下店舗とバスターミナルが9月先行オープンへ

2022.03.22 11:58

 三井不動産(東京都中央区)は15日、再開発組合の一員として開発を推進している「東京ミッドタウン八重洲」の商業施設約60店舗のうち地下1階の13店舗と、地下2階の「バスターミナル東京八重洲」が今年9月17日に先行オープンすると発表した。ビル全体のグランドオープンは2023年3月を予定している。
 「東京ミッドタウン八重洲」は、「東京」駅前の3地区で進行中の再開発の皮切りとなる事業で、同社ではミクストユース型の大規模再開発プロジェクトと位置づける。「東京ミッドタウン六本木」、「東京ミッドタウン日比谷」に続く3施設目の東京ミッドタウンブランドとして、世界中・日本中から人や情報、モノ・コトが集まり、新しい価値を生み出しながら世界に向けて発信していく街づくりを目指している。
 地上3階~地下1階に誕生する商業施設のうち、先行オープンするのは地下1階の13店舗。周辺オフィスの就業者のみならず、来街者や国内外観光客、バスターミナルの利用者にも親和性の高い、便利で多彩な軽飲食店を中心にとりそろえた。
 地下2階に整備する「バスターミナル東京八重洲」は、「東京」駅前3地区の再開発事業が連携し、「東京」駅周辺の歩道上に分散している高速バス停留所を集約する。国際空港や地方都市を結ぶ高速バスが発着する国内最大規模のバスターミナルとなり、隣接する2街区と合わせ計20バースとなる予定。今回オープンするのはその第1期エリアで、都市再生機構(横浜市中区、UR)により整備が進められている。
 「東京ミッドタウン八重洲」は敷地面積1万2390㎡、延床面積28万3900㎡、地上45階地下7階のA-1街区と、敷地面積1043㎡、延床面積5850㎡、地上7階地下2階のA-2街区からなる。
 A-1街区39~45階には「ブルガリ ホテル東京」、7階~38階には「東京」駅周辺で最大級の基準階専有面積約4000㎡(約1200坪)のオフィスフロア。地上3階~地下1階には商業施設、地下2階には国内最大級のバスターミナル東京八重洲を設ける。
 同社は今後、地上3階~地上1階の店舗名およびその他フロアの詳細についても改めて発表する予定で、周辺地域からも「東京ミッドタウン八重洲」に対する期待が高まっている。




週刊不動産経営編集部  YouTube