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「博多」駅線路上空に複合ビル JR九州2028年の竣工を目指し事業着手
2022.03.22 11:51
九州旅客鉄道(福岡市博多区)は「博多」駅の線路上空を立体的に活用する「博多駅空中都市構想」を、「博多駅空中都市プロジェクト」として具体化。2028年末の竣工に向けて事業着手すると発表した。
同プロジェクトは、「博多」駅の線路上空にビルを建設し、新たな「都市」をつくるもの。「博多」駅周辺地区で福岡市が主導する「博多コネクティッド」を推進し、「博多」駅の活力とにぎわいをさらに周辺につなげるべく、「博多」駅線路上空に福岡のランドマークとなる新たなビルを建設する。福岡を「世界から選ばれるまち」に高めることを狙いとしている。
開発のコンセプトは「国際ビジネス都市・国際観光都市に相応しい機能を備えた最先端複合ビル」。場所は「博多」駅の在来線竹下側線の路上空を開発予定している。ここに約5200㎡の敷地を整備し、オフィス、ホテル、にぎわいを創る商業施設や広場などを用途とする複合ビルを建設する。
オフィスは「博多」駅周辺で最大規模の基準階プレート約1000坪を整備。駅直結の高い交通利便性や線路上空を生かしたトレインビューを楽しめる全室35㎡以上のゆとりある客室のラグジュアリーホテル等も整備する予定。