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名称は「九段会館テラス」に－旧九段会館保存・建替え計画－

2022.04.04 11:23

　旧九段会館の建替え計画（九段南一丁目プロジェクト）の施設名称が「九段会館テラス」に決定した。再開発を実施する東急不動産（東京都渋谷区）と鹿島建設（東京都港区）が発表した。
　名称には北の丸公園の緑を借景にするテラスとして、また「旧九段会館」を再度「照らす」という意味が込められている。登録有形文化財を「活きたスペース」として保存復原し、現代建築と融合させたレトロモダンな場づくりをめざす。
　帝冠様式を最も表している建物北側と東側部分はＬ字状に保存し、保存部分と新築部分の境界線を融合させるデザイン。
　保存部分の地下１階から５階の低層階にはシェアオフィスやワーカー向け食堂などを配置。同２～４階には約２０～８０坪の小規模オフィスを用意する。他にもクリニックモール、コンビニエンスストア、カフェやレストランなどの飲食店なども開業予定。２～３階などにはバンケットが開業し、上層階はオフィスフロアとして賃貸される。
　建物は敷地面積８７６５㎡、延床面積６万８０３６㎡、地上１７階地下３階で、今年７月竣工予定。