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平和不動産 「北4西3地区第一種市街地再開発事業」都市計画決定

2022.04.11 11:01

 平和不動産(東京都中央区)が地権者として参加している札幌駅南口北4西3地区市街地再開発準備組合が進める、「札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業」について、市街地再開発組合設立へ向けた検討に着手した。着工は2023年度を予定している。
 同計画は区域面積約1・7ha、敷地面積約1・1ha、延床面積約21万200㎡、地上35階地下6階建て。同事業は、道都札幌の玄関口のシンボルとして、商業・業務・宿泊滞在機能を一体で整備。地下鉄南北線「さっぽろ」駅改修工事と同事業を一体的に進めることにより駅機能の拡張を図るとともに街区内外をつなぐ地下歩行者ネットワークの整備により札幌駅周辺の交通利便性と回遊性の向上を図る。
 また、「札幌」駅周辺の賑わい形成に寄与する商業施設とともに札幌のビジネス機能を先導する事業継続性の高い高機能オフィスと多様な働き方やビジネス交流を支えるオフィスサポート機能の整備を図る。「札幌」駅前通・地下鉄コンコースについては、「札幌」駅と都心の賑わいの連続化を図る。
 さらに、札幌都心のCO2削減に貢献する環境負荷低減の取り組みを行うとともに、札幌駅交流拠点の強靭化を先導する業務継続地区(BCD:Business Continuity District)の形成を図る。




週刊不動産経営編集部  YouTube