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平時と非常時で機能が変わる「仙台長町未来共創センター」オープン

2022.04.11 10:48

 フクダ・アンド・パートナーズ(東京都中央区)は、平時と非常時で機能が変わる“リバーシブルビル”をコンセプトとした「仙台長町未来共創センター」のオープニングセレモニーを今月6日に開催した。あわせて同社は仙台市などと、地域における企業防災及び災害時支援等に関する協定書を締結した。
 同施設は、敷地面積1426・67㎡、延床面積2864・73㎡、S造5階建てのオフィス・保育所・学童保育施設・セミナースペース・備蓄倉庫を用途とする防災型リバーシブルビル。
 平時には、再エネ100%電力の調達、並びに電気・水素自動車対応のV2Xシステム導入などを通して脱炭素社会に貢献する郊外型オフィスビルとして各種サービスを提供する。
 一方、非常時は地域防災施設となる。東北大学災害科学国際研究所との企業防災・地域防災・BCPに関する共同研究の知見を基礎にして、蓄電池や非常用発電機により3日間電気が消えないことを実現し、さらには仙台市との協定に基づいて、帰宅困難者を受け入れる一時滞在施設の機能を果たすとしている。




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