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藤沢サスティナブル・スマートタウンにシニア向け住宅「(仮称)パークウェルステイト湘南藤沢」着工

2022.04.25 14:27

 三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)は18日、神奈川県藤沢市辻堂で開発中の「Fujisawa サスティナブル・スマートタウン」内に、神奈川県下初となるシニアレジデンス「(仮称)パークウェルステイト湘南藤沢計画」を着工した。三井不動産レジデンシャルウェルネス(東京都中央区)が運営する予定で、2024年秋の開業を目指す。
 建物は建築面積1万8536㎡、延床面積4万5345㎡。地上14階と同13階の2棟を地上3階の共用棟がつなぐ構造。住宅型有料老人ホームとして、一般居室490室、介護居室76室の全566室を有する大型施設だ。
 共用部には、相模湾方面の広い空を望めるダイニング、テラス席で陽光を感じながら読書を楽しむことができるライブラリーや、ラウンジ、サロン、大浴場、フィットネスルーム、シアタールーム、カラオケルーム等を計画し、コミュニティ形成が図れる多様な共用施設を取り揃える。
 省エネにも配慮し、一次エネルギー消費量を30%削減。BELSの「ZEB Oriented」認証を取得したほか、CASBEEかながわの「Aランク」も取得予定。
 災害対策としては、約1万リットルのオイルタンクと非常用発電設備(500kVA)、ガスコージェネレーションシステム(25kW)を設置し、エレベーターやダイニング等の一部共用部と全ての介護居室の空調・照明・コンセントは72時間稼働。全入居者の非常食や飲用水を約3日間備蓄し、安心して住むことができる環境を提供する。




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