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人数と災害の程度に応じ備蓄品を割り振るシステム
2022.05.16 11:14
Laspy(東京都中央区)は、災害発生時に、防災備蓄品を必要数だけユーザーに手配する基本特許技術「災害備蓄提供システム」のビジネスモデル特許を取得した。
同システムは、所定の保管場所で保管している防災備蓄の情報と、登録したユーザー団体に所属する人員数から必要な防災備蓄品の量を計算して割り当て、災害発生時に手配するもの。企業やマンションにおける防災備蓄の一括準備の難しさを解決するという。
同システムの活用により「災害発生時に、災害の程度に応じた備蓄提供の判断」ができるようになり、発災時に適切な備蓄の提供を行うことが可能となるとしている。
同社では、同システムを活用して防災備蓄品サービスを提供するプラットフォーム「あんしんストック」を構築。防災備蓄というハード面での対策を手軽に可能とすることで、社会全体の防災対策の不足、買占め等の社会不安の発生を解決していくという。