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森ビル 「災害時の状況可視化・情報連携システム」を開発

2022.05.23 13:55

 森ビル(東京都港区)は、3DマップとIoTデバイスのデータ連携による「災害時の状況可視化・情報連携システム」を独自開発した。内閣府の委託事業「スーパーシティ構想の実現に向けた先端的サービスの開発・構築等に関する実証調査業務」の一環。
 同システムでは、3Dマップの建物モデルに紐づく構造・用途などの建物情報と、IoT技術を活用した地震センサーから取得する地盤と建物の揺れデータなどのリアルタイム情報を連携させることで、災害発生時の建物の危険度を判定する。さらに、地域の災害時要援護者情報を掛け合わせることによって、要援護者の安否確認優先度を自動的に算出し、可視化する。
 森ビルは、同システムの開発・導入にり、過疎化・高齢化が進む地方都市における災害発生時に、要援護者の安否確認優先度を明確化することで、迅速な初動対応の実現に貢献するとしている。




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