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大阪ガス都市開発/三井不動産 共同で物流施設を開発へ
2022.05.30 14:14
大阪ガス都市開発(大阪市中央区)と三井不動産(東京都中央区)が、共同で物流施設の開発に乗り出す。
「(仮称)大阪市此花区酉島物流施設」は大阪ガス都市開発初の物流施設事業であり、三井不動産の物流施設事業としては初の関西圏での共同事業となる。着工は12月、竣工は2024年2月を予定している。
同計画は、大阪市此花区酉島に大阪ガス(大阪市中央区)が所有する土地の一画を開発するもの。「大阪」駅まで約7kmと大阪都心部へのアクセスが良好、かつ阪神高速5号湾岸線「湾岸舞洲」I・Cまで約3・9kmと、都市部および広域への配送の双方に対応可能な物流適地に立地している。また、近隣に競合物件が少なく、大阪シティバスの「常吉一丁目」バス停から徒歩6分と従業者の通勤利便性に優れており、人材確保に優位性のある立地だ。
建物は敷地面積2万6830㎡、延床面積5万9200㎡、地上4階建ての物流施設となる計画。大ガスグループと三井不動産グループが目指す脱炭素社会の実現へ向けた取り組みとして、太陽光発電設備等を設置、施設共用部に使用する電力をグリーン化する。CASBEE大阪みらいに加えて、ZEB認証(Nearly ZEB)、DBJ Green Building認証の取得も予定している。
また、ICTを活用した最新のセキュリティシステムの導入、新型コロナウイルス感染症対策として換気性能向上や非接触型エレベーター、サーマルカメラの設置を検討している。