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「サッポロファクトリー」に複合ビル　札幌市中心部と創生イーストをつなぐ開発が始動

2022.08.08 10:56

　サッポロ不動産開発（東京都渋谷区）は、札幌市中央区北４条東４丁目の複合施設「サッポロファクトリー」の第４駐車場として５月まで利用していた区画の再開発事業に着手する。
　開発街区は「創成イーストエリア」の一角。歴史的な建造物を活かしたカフェやレストラン、劇場やギャラリー、クリエイティブ色が強いオフィスが集まるエリアとして注目を集め、各種再開発事業が進んでいる。マンション開発も進み、札幌市全体と比較して２０～４０代の年齢層が多く、都心に近く便利な住環境として整備されつつある。「札幌市都心まちづくり計画」の対象エリアにも位置付けられており、今後もさらなる発展のため新たな魅力を発信するエリアだ。
　同事業は札幌市の「都心における開発誘導方針」に基づき、北海道新幹線の札幌延伸等による周辺環境の変化を捉え、新たな働き方に対応するオフィスを中心とした複合ビルとして２０２４年８月のグランドオープンを予定している。建物敷地面積４５０６㎡、延床面積１万４３３５㎡、鉄骨一部鉄筋コンクリート造地上８階地下１階。
　コンセプトは「周辺エリアと創成イーストエリアのワーカーたちが交わるゲートウェイ」。大きく変貌する札幌市中心部と、創成イーストエリアをつなぐ新たな拠点として、休日にはサッポロファクトリーと連動し、賑やかなイベントが開催できる屋外大型広場、天候に左右されず誰もが自由に利用できる屋内スペース、幅広い多目的通路と豊富な花と緑で寛ぎが生まれる歩行空間など、３つの特徴あるオープンスペースを設置し、地域の利便性向上と賑わいを創出することでエリアの活性化を目指す。