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「(仮称)三交四日市駅前ビル建設計画」始動 「バスプロジェクト」至近に新たなランドマーク
2022.08.15 11:46
三交不動産(三重県津市)は、「(仮称)三交四日市駅前ビル建設計画」を始動する。着工は2023年2月、開業は25年春を予定している。
計画地は四日市市浜田町。近鉄「四日市」駅徒歩3分。近鉄線「近鉄四日市」駅とJR「四日市」駅を結ぶメインストリート「中央通り」に面している。「近鉄四日市」駅前周辺は、国の「バスタプロジェクト」により中部地方初の新たなバスターミナルが整備される予定で、四日市市でも「中央通り」を中心とした「近鉄四日市駅周辺等整備事業」が進行し、都市整備が本格化しているエリアに新たに誕生するビルとなる。同計画は同社が所有する既存賃貸施設(旧三重北農業協同組合本店ビル)をオフィス棟と駐車場棟の2棟からなる大規模オフィスビルに建替える。
建物概要は、敷地面積2195・38㎡、延床面積はオフィス棟約1万3600㎡、駐車場棟約3400㎡、鉄骨造14階建て。
オフィス棟は1階が商業フロア、2~14階をオフィス賃貸フロアとする。オフィスフロアはあらゆるビジネス需要に応えるため、ワンフロア全体で約240坪のゆとりあるスペースを確保。SDGsや脱炭素社会の実現に向け、利用者の健康や快適性に配慮した空間設計およびZEB Ready認証の取得を目指す。駐車場は、「四日市」駅前でありながら自走式で約130台分を設置し、ビジネスシーンにおける活用の幅を拡げる。
バスターミナルプロジェクトを中心とした都市整備に調和したランドマークとなるオフィス外観、街と連なる空間設計を目指し、賑わいの創出を図る。