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「コレタス高田馬場」開発スタート 1フロア1テナントでスクール向け貸室も整備
2022.08.15 11:36
トラスト・ファイブ(東京都千代田区)は、開発中の商業ビル「コレタス高田馬場」の入居テナント募集を開始した。完成は2023年1月を予定している。
立地は東京都新宿区高田馬場二丁目。JR山手線・東京メトロ東西線・西武新宿線が利用できる「高田馬場」駅に加え、東京メトロ副都心線の「西早稲田」駅も使える交通利便性の高いポジション。現地は東西線から徒歩3分、他路線からも徒歩5分という駅近の場所だ。
同ビルは、敷地面積249㎡、延床面積1516・㎡、鉄骨造一部鉄筋コンクリート造地上12階地下1階建ての商業ビル。事務所向けフロアは7~12階、3~6階は教室向けフロアとなっている。
貸床はワンフロア1テナントで、スタートアップに好適な25坪~35坪が中心。ウィズコロナ時代のオフィスに向けたダウンサイジングや、これから事業拡大を狙うスタートアップにも最適な室内空間とした。南向きを生かして窓面を大きく取ったことで、明るく開放的な室内環境を実現している。
地下1~地上2階はカフェやレストランなどの飲食店も可能な仕様。ダクトの事前設置により、テナントの初期工事負担減と、SDGsへの貢献を実現している。オフィス・教室向けのフロアは全熱交換器を導入するなど、コロナ禍により不可欠となった換気にも配慮している。
高田馬場は古くから大学・専門学校・学習塾が集まり、近年では留学生も加わって、大学発ベンチャーが活発化しているなど、常に若い世代が主役を担い続けてきた街。同社では「古いビルの多い高田馬場に、希少な新築デザイナーズ物件を供給する」としている。