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元郵便局の建物を活用した複合施設がオープン

2022.08.15 11:32

 ウミネコアーキ(横浜市港北区)は10日、旧・横浜篠原郵便局の跡地を賃貸・改修した文化複合拠点「ARUNO -Yokohama Shinohara-」にグランドオープンした。
 前身である旧・横浜篠原郵便局は1975年竣工の建物。2021年まで郵便局として利用されていた。
 同施設は、地域の要の位置にある空き建物を改修して地域の文化複合拠点とする事業「ARUNO」の第1号店。コンセプトは、かつて郵便局として活用された建物を、ただモノを「おくる」だけではなく、利用者自身がまた違う場所や価値観まで「おくられる」ような場=「未知への窓口」。「『未知』のセカイに辿り着くための『窓口』」として、利用者が様々なコトに挑戦しやすい環境を提供する。
 施設構成は、「フローズンカフェバー」、「シェアキッチン」、「屋外出店スペース」、「マドグチ(一窓貸し&チャレンジショップ)」、「シェアラウンジ」、「シェアハウス」の6つのコンテンツ。「シェアキッチン」は、一日から気軽に利用できる、マチナカのキッチン。利用は会員制で、曜日単位の出店をベースに、月40時間まで利用可能。スケジュールに空きがあれば、1時間単位で気軽にドロップイン利用することもできる。また来店客は、日々出店店舗が入れ替わるため、毎日様々なメニューに出会うことができる。
 「シェアラウンジ」は、地域住民がくつろぐことのできるリビングのような場所。仕事やイベント等やりたいことはあるけど場所がない場合に利用できる空間。1時間から気軽に借りることも、曜日単位で借りることもできる。空いていればイートインスペースとしても利用できる。
 「マドグチ」は一窓単位で借りることのできる窓スペースとチャレンジショップスペースからなる。窓スペースは、自分の趣味等思い入れのあるモノゴトを展示・販売できるスペース。そして窓スペースを借りていれば、対面で販売できるチャレンジショップを出店することもできる。
 「シェアハウス」には、2つの住戸とコモンダイニング、共用のトイレ・シャワールームが付いている。運営に参加したり、イベントを主催したり、地域住民と繋がったりと、場所のポテンシャルを生かした暮らしを営むことができる。




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