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「PMO高輪(仮称)」開発へ 築42年のマンションをオフィスビルに建替え

2022.08.29 11:23

 野村不動産(東京都新宿区)は、東京都港区の「高輪交陽ハイツ」をオフィスビル「PMO高輪(仮称)」に建替えると発表した。
 PMOは同社が展開する中規模オフィスビルシリーズ。「PMO高輪(仮称)」は、敷地面積約250坪、延床面積約1700坪、CFT構造地上10階となる計画。今月から解体工事に着手し、竣工は2024年度を予定している。
 「高輪交陽ハイツ」は1980年竣工の分譲住宅で、総戸数106戸・12階建て。2013年に実施した耐震診断の結果、耐震強度不足が判明し、また建物の老朽化問題から2016年に建替えを含む再生の検討が開始された。立地がJR「高輪ゲートウェイ」駅の開業や品川駅周辺再開発プロジェクト着工などオフィス立地として適した環境であることから、2019年12月にオフィス用地として敷地売却を推進することが決議され、野村不動産が取得。同社のPMOとして生まれ変わることとなった。なお建替えは「マンションの建替え等の円滑化に関する法律」に基づき実施される。
 野村不動産では、時代の経過とともに周辺環境が変化して、現在の建物用途が必ずしも最適とは言えないケースが増加していると見る。老朽化したマンションを新たなマンションに建替えるという手法だけでなく、敷地売却制度を活用して周辺環境の変化に適応した用途に変更する開発事業にも取り組み、高経年マンションの解決とともに、都市・まちの機能更新に貢献していくとしている。




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