週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

プロロジス 東海市に合計22万㎡超を開発 「東海太田川駅西土地区画整理事業」区域内に2棟のマルチテナント型物流施設

2022.09.19 10:50

 プロロジス(東京都千代田区)は、愛知県東海市で進められている「東海太田川駅西土地区画整理事業」内にマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク東海1」と「プロロジスパーク東海2」を進出する確認書を、区画整理組合締結した。
 開発地は名鉄常滑線「太田川」駅の玄関口に位置する約34・4haの区域を整備する「東海太田川駅西土地区画整理事業」内の産業物流地区内。
 同区画整理事業は伊勢湾岸自動車道・名古屋高速4号東海線が接続する「東海」JCTから約4・3kmの地点に立地する。
 「プロロジスパーク東海1」は、敷地面積約7万2800㎡、延床面積約15万4600㎡、地上5階建てのマルチテナント型物流施設。1フロアは最大約8000坪。ダブルランプウェイにより、敷地内は一方通行でスムーズな車両動線を確保。大型車両が各階にアクセスでき、小区画分割にも対応可能。着工は2024年春、竣工は2025年冬を予定している。
 隣接する「プロロジスパーク東海2」は敷地面積約2万9300㎡、延床面積約6万3700㎡、地上4階建てのマルチテナント型物流施設。1階と3階にトラックバースを設け、スロープで大型車両が3階にアクセスできる。また、カスタマーの要望により特殊仕様に対応したBTS施設としての開発も可能な計画とする予定。
 両施設とも入居企業の事業継続性や地域の防災性向上にも配慮し、同社の最新鋭のマルチテナント型物流施設の仕様に基づいた防災設備や、働く人々が便利で快適に就業できる環境を整える計画。
 さらに、土地区画整理組合、東海市、他の事業提案企業等と共に地域の課題解決に寄与するまちづくりに取り組んでおり、賑わいを生み出す施設の整備や近隣住民の憩いの場所となる公園など、両施設の敷地内に新たな機能や仕組みの導入を検討している。




週刊不動産経営編集部  YouTube