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日鉄興和不動産 「(仮称)BIZCORE外神田」着工 7棟目のハイグレードオフィスビル

2022.09.26 11:46

 日鉄興和不動産(東京都港区)の中規模オフィスビル「BIZCORE(ビズコア)」シリーズの7棟目となる「(仮称)BIZCORE外神田計画」が着工した。竣工は2024年1月を予定している。
 開発地は東京都文京区湯島一丁目と千代田区外神田二丁目にまたがり、東京メトロ丸の内線「御茶ノ水」駅から徒歩7分、JR「御茶ノ水」駅から徒歩8分、「秋葉原」駅から徒歩7分など交通利便性も高い。
 建物は敷地面積549㎡、延床面積3543㎡、鉄骨造、地上8階。「ビズコア」シリーズ共通の特徴として、壁面はガラスカーテンウォールで構成。ワンフロアワンテナントで、一つ一つの「企業の城」が積み上がる「積層感」をイメージした外装デザインとしている。基準階貸室は開放的な無柱空間を実現。1階エントランスホールから貸室に至るまでに多層のセキュリティラインを設け、関係者以外の侵入を防ぐことで防犯対策に加え入居者の情報漏洩対策をアシストする。
 万が一の備えとして、非常時に貸室にも電力供給が可能な非常用発電機を備える。ビル内には入居企業専用の災害用備蓄倉庫を設け、ビル側で予め在館人数の計3日分の水・食料・簡易トイレ等の備品を完備している。
 開発にあたっては「多様な働き方」を支えることをコンセプトに、既存の「ビスコア」に入居するテナントにアンケートを実施。結果などを踏まえて開発につなえげた。1階エントランスでは、入居テナント向けの「貸し会議室」、「共用WEBブース」、喫煙室の導入を予定し、さらにビズコアシリーズの特徴である「屋上庭園」では、ネット環境や電源を整備した「ワークスペース」や「コミュニケーションスペース」を設けるなど、各共用部に多様な働き方を支える取り組みを行っている。
 日鉄興和不動産では、長年培ってきたオフィスビルの実績、知見を集結し、新時代を担う企業の成長、さらには「社員のチカラ」が最大限に発揮できるオフィスの空間を提供するとしている。




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