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「北小金井駅南口東地区第一種市街地再開発事業」都市計画決定

2022.10.03 11:33

「文化・歴史的資源」が分布するエリアに防災性の向上や住環境整備
 北小金駅南口東地区市街地再開発準備組合と野村不動産(東京都新宿区)、長谷工コーポレーション(東京都港区)は、同準備組合が進めている「北小金駅南口東地区第一種市街地再開発事業」の都市計画が、松戸市より先月27日付で決定された。着工は、2025~2026年度を予定している。
 同事業は、北敷地の1街区と南敷地の2街区の計2街区で構成される。
 1街区は、建築面積約1500㎡、延べ面積約2万500㎡。
 2街区は、建築面積約1200㎡、延べ面積約9400㎡。
 主要用途は住宅・商業・駐車場等。
 同地区は、JR常磐線「北小金」駅の南口、1994年2月に竣工した「北小金」駅南口地区第一市街地再開発事業の東側に位置する約0・9haの区域。江戸時代の頃から水戸街道の宿場町として栄えた「小金宿」に位置し、駅周辺は東漸寺や本土寺をはじめとする神社や寺院などの「文化・歴史的資源」が数多く分布するエリア。また、「北小金駅南口地区第一種市街地再開発事業」により新たに商業施設が誕生し多くの人々が集うエリアになっているが、同地区内は、狭隘道路や未接道のため建替え困難な建物、老朽化が進行した建物、駐車場等の低未利用地が目立つなど、駅前という立地でありながら土地の高度利用が行われていない状況。また、周辺に市民の憩いの場となる公園や広場などがなく、防災性や安全性・快適性などの課題があった。今後は、同事業を通じて地区内の基盤整備を進め、防災性の向上・オープンスペースの創出・快適な住環境の整備などを行う。




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