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三菱地所レジデンス 代々木公園に職住一体型賃貸マンション 1階にコワーキングスペース「Style Lounge」併設
2022.10.17 11:06
コロナ禍以降、都内や地方都市では職住一体型の賃貸マンションが増えている。低層階にオフィススペースを設けることで、在宅勤務でも心地よく快適に業務へ集中できる仕組みだ。三菱地所レジデンスでは同シリーズ「The Parkhabio SOHO」の第2弾竣工を早くも発表。今後は大手町、代々木公園に続き、祐天寺、南青山、関内での供給を予定している。
三菱地所レジデンス(東京都千代田区)は4日、1階にコワーキングスペース「Style Lounge」を併設した、職住一体型賃貸マンションシリーズ「The Parkhabio SOHO(ザ・パークハビオ ソーホー)」の第2弾「The Parkhabio SOHO 代々木公園」の竣工を発表。12日には記者内覧会を開催した。
2004年より供給してきた同社の賃貸マンション「パークハビオ」シリーズは、同物件の竣工で100棟目を達成。高い基本性能や品質、洗練されたデザインで上質な住まいを提供し、IoTの活用、CO2の排出量を削減するZEHマンション化、新たなライフスタイルに対応する住設機器の開発など、時代のニーズに合わせた様々な取り組みも実施する。更に「The Parkhabio」のブランドスローガンを一新。リブランディングを図り、さらなる付加価値創出を目指していく。
「The Parkhabio SOHO 代々木公園」は、小田急線「参宮橋」駅東口から徒歩4分。代々木公園の直ぐ近くに建つ、地上7階建て・81戸の共同住宅。1階に約120㎡の広大なコワーキングスペース「Style Lounge」を構築。6月に供給した「The Parkhabio SOHO 大手町」のコワーキングスペースは約60㎡と、前回の約2倍。オープンスペースの他、会議室が2部屋(8人部屋)、作業に集中できる個室ブース8室を用意。入居者は24時間使い放題で、その他の来館者は8時~20時まで。PC作業を快適にサポートできるモニターやオフィスチェア、会話や作業する空間を快適にサポートする24時間オリジナルサウンドデザイン、手軽に飲めるコーヒーマシーンなども導入した。またモニター付き会議室(一部有料にて外部開放)も好評で採用とのこと。利用者は外を眺めながら集中できるワークスペース、壁に囲まれた集中ワークスペースと自身に合った働き方が選択可能だ。ちなにに法人登記も可能である。
開放感溢れる屋上テラス「Sky Lounge」も設けた。電源やWi―Fi完備。ドッグランや屋上ベッドも設置し、ベンチや床はウッドデッキで暖かい雰囲気を演出する。
常務執行役員 賃貸住宅計画部長の森山健一氏は「テレワーク主流の働き方によって、ワークスタイルも大きく変化しました。職住一体型のニーズは日々高まっています。従前から当社では職住一体型賃貸マンションの計画を進めており、今後は大手町、代々木公園に続き、祐天寺、南青山、関内での供給を予定しています」とのこと。