週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

南池袋二丁目の市街地再開発 超高層ツインタワーマンションが誕生

2022.10.24 11:24

 南池袋二丁目C地区市街地再開発組合(東京都豊島区)は、東京都豊島区南池袋二丁目他で事業を推進する「南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業」を着工した。なお、参加組合員として住友不動産(東京都新宿区)、野村不動産(東京都新宿区)、都市再生機構(横浜市中区)が同事業に参画している。北棟竣工は2026年を予定している。
 同地区は「東池袋」駅に隣接、東京の副都心である「池袋」駅から東南約750mに位置する約1・7haの敷地に、豊島区最大級となる総戸数1498戸の超高層ツインタワーマンションを整備。
 同事業は、地区内の低未利用地の活用や敷地の共同化を進め、南北に長い同地区において建物の機能や敷地内の空地等を効果的・効率的に配置するため、北棟(I-I街区)、南棟I-Ⅱ街区)の2つの敷地に分けて施設を計画。
 北棟は、建築敷地面積約8800㎡、延面積約11万2190㎡、地上52階地下2階建て。北棟の1~3階には業務施設を配置し、公共施設等の導入を図る。
 南棟は、建築敷地面積約6300㎡、延床面積約7万5210㎡、地上47階地下2階建て。
 1、2階の低層部分には、商業施設や生活支援施設等を配置し、多世代の賑わいや交流空間を創出。北棟・南棟それぞれの高層部分にはファミリー向けの住戸を中心とした都市型住宅を整備。
 歩行者ネットワークの整備としては、「東池袋」駅に繋がる地下通路の新設、既存区道を幅員9mに拡幅整備する。また、交流の拠点となる滞留空間として、北、南、中央の3カ所に地区広場を整備する。




週刊不動産経営編集部  YouTube