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商業施設・住宅一体の複合施設「新大工町ファンスクエア」開業 新大工町地区第一種市街地再開発事業の北街区
2022.11.28 11:46
長崎市で推進してきた新大工町地区第一種市街地再開発事業の北街区「新大工町ファンスクエア」が、19日にグランドオープンした。
同事業は区域面積約0・7ha、敷地面積約5100㎡、建設された建物の延床面積は約4万7500㎡におよぶ。用地は百貨店「旧長崎玉屋」周辺の新大工町側と、国道を挟んだ伊勢町側の南北2街区で、両街区の一体的な再開発を計画したもの。
北街区「新大工町ファンスクエア」は、敷地面積約3800㎡、延床面積約3万6300㎡、地上26階地下1階建ての、商業施設と住宅が一体となった複合施設。北街区の建物を高層化することで、足元にオープンスペースを創出。同事業の敷地と市道の歩道部分を活用することで、山車を回せる広場を整備。また、高層化した建物の低層フロア(1~3階)には「Tamaya」を中心に構成された商業施設、4階以上は長崎一の高さ(約97m)のタワーレジデンス(240戸)などで構成されている。
南街区の「Jプロ新大工町ビル」は、敷地面積約1300㎡、延床面積約1万1200㎡。地上11階建ての、駐車場とオフィスからなる複合ビルだ。建物は1階にオフィス、駐車場3台(月極2台、荷捌1台)、バイク置場20台(月極)、2~9階は駐車場228台(時間貸し)、10~11階はオフィスで構成される。