週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
日本消臭抗菌予防 国家資格・臭気判定士が測定「におい鑑定証明書」発行サービス開始
2022.12.05 11:28
日本消臭抗菌予防(東京都新宿区)は今月より、ビル・マンションを対象とした新サービスとして「におい鑑定証明書」の発行を開始する。
このサービスは、国家資格である臭気判定士が対象となる空間のにおいの強さや、快不快度について数値化し、証明書を発行するというもの。測定は人の嗅覚による調査と臭気センサーによる調査によって行われ、人の嗅覚による臭気強度は6段階、快不快度は9段階で評価される。また、単一の臭気であれば、その濃度をppmや%といった単位で表示することができものの、複合的なにおいの場合はこれらの単位で強弱を表示することはできない。そのため、臭気センサーを用いての測定では、様々なにおい物質が混ざり合った複合体であるにおいの強弱を0~2000の数値で表示する。サービス開始となる今月末まではモニター料金が敷地面積50㎡までが1万6500円、50~100㎡が3万3000円、100~150㎡が4万9500円(いずれも税込)となっている。
日本消臭抗菌予防の代表取締役・村井敏夫氏は「『におい』は、ビルやマンションの入居先を選ぶ上での重要な判断基準となり、『におい鑑定証明書』は他の物件との差別化や物件の高級感・特別感を提示するツールとしてお役立て頂けます」と述べる。
この「におい鑑定証明書」はテナント側にとっては「失敗しない物件選び」の参考となり、入居後のにおいに関する困りごとを解決した「においのプロ」だからこそ、「ビル・マンションの入居前に積極的に提案していきたい」と同氏は話す。