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コロナ収束不透明の中でも空き店舗の有効活用で地域に貢献 積極出店によりビルオーナーの強い味方 アースウィンドが展開「EARTH LAUNDRY」
2022.12.19 10:55
事業用不動産の売買仲介やオフィス・店舗の賃貸仲介、サブリース、プロパティマネジメントなど、多彩な不動産サービスを展開しているアースウィンド(東京都中央区)は今月3日、中央区佃2丁目に大型コインランドリー「EARTH LAUNDRY(アースランドリー)佃店」をオープンした。
同社は2018年に新規事業としてコインランドリーの運営事業に参入。同年5月、中央区湊での1号店の出店を皮切りに、これまで13店舗を出店。今回の「佃店」が14店舗目となる。「アースランドリー」は、社内のデザイン専門部隊がプロデュースしたスタイリッシュで洗練された内装・外装で、従来のコインランドリーのイメージを覆す居心地の良さが大きな特長。「佃店」は波型の壁が印象的で、全体的にグレーを基調としたシックな店内となっている。また、店内の掲示物は利用者がわかりやすく、かつシンプルにまとめている。同社によれば、「面倒と思われがちな洗濯に割く時間を良い気分で過ごしてもらうよう内装にこだわった」とのことだ。
近隣には先述した「アースランドリー湊店」が2018年より営業しており、佃エリアから足を運ぶ利用者もおり、以前から同社には佃エリアへの出店の要望が寄せられていたそうだ。
店内は最新型の洗濯乾燥機を7台、乾燥機4ドラム、スニーカー洗濯機2台を導入。これは都心では最大規模となる。利用時の支払いはキャッシュレスに対応しており、電子マネー・QRコード・クレジットのタッチ決済ができるなど、利用者の利便性にも配慮している。
同社によれば、利用者からは「佃にお店が出来て本当にありがたい」、「とても便利なので使い続けます」、「もう自宅の洗濯機は不要なので処分しようと思っています」といった声が寄せられているとのことで、地域の方にとっての生活利便施設となっていることを実感するとともに、一度に大容量の洗濯物が洗濯・乾燥できる「アースランドリー」へのニーズは当面高い状態を維持するものと予測する。
「アースランドリー」は2023年1月下旬ごろ、中央区月島2丁目にて15店舗目となる「アースランドリー月島店」のオープンを予定。このほか、2023年には練馬区、品川区、江東区など各所ですでに出店の予定があり、同社は今後も積極的な出店戦略を加速させる構えだ。
コロナ禍により飲食店等の店舗が撤退したビルのオーナー、デベロッパー・ゼネコンから新築物件への出店相談が増えているという。
アースランドリーは20年以上の長期で借り受けるため、長期にわたり安定した賃料収入が得られるとともに入居者や地域へ貢献する建物となるため、ビルオーナーとしても大きなメリットがあると思われる。問い合わせはアースウィンド戦略営業部まで。