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コンパクト複合施設「なかはらそう」オープン
2023.01.23 10:57
UDS(東京都渋谷区)が企画および設計を手がけたコンパクト複合施設「nakahara-sou(なかはらそう)」が13日、世田谷代田に開業した。
立地は、「世田谷代田」駅徒歩3分、かつて中原商店街として200店近い商店が並んでいた通りに位置する。
同施設は、敷地面積217・11㎡、建築面積153・11㎡、延床面積438・32㎡、鉄筋コンクリート造地上3階地下1階建ての複合施設。
1階にシェフ西恭平氏が手がける薪火レストラン「songbook」、地下1階にバーテンダー野村空人氏のプロデュースによるカクテル・バー&スタジオ「Quarter Room」が開業。
店舗以外の区画にはスタイルに応じて自由度の高い使い方ができるSOHOを全5室計画。屋上の開放感を最大限に生かした専用の屋上テラス付きのメゾネット3室は、大きな窓と吹き抜け空間。1階から地下のメゾネットには光や風が通るように大きな窓と2カ所のドライエリアを設けている。ワンルームタイプも天井高を高くとり、広々と感じられる空間に仕上げている。
建物の設計コンセプトは「ひろがりのある生活の積層体」。通り側の面には空と豊かな光を取り込む大きな開口を設けた。
1階と地下は外と内をつなぐテラスが縁側のようにまちと人をつなぐイメージで計画。地下フロアは床面レベルを引き上げて1m地上に顔を出したつくりで、光が差し込み、また通りからも地下の様子が伺えるデザインとしている。