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モバイル閉域網とクラウド環境を構築 迅速安全に現場へリモート接続

2023.02.06 11:13

 エム・クレスト(東京都千代田区)は、システム保守やメンテナンス企業向けの遠隔制御ソリューション「KUROKO Connect(以下、クロココネクト)」を提供している。
 クロココネクトは、独自の接続方法とモバイル閉域網を組み合わせることで高いセキュリティレベルを実現したリモート接続サービス。機器、閉域網回線、独自ソフトウェアを1つにパッケージングしており、安全・迅速・安価の3つを可能とした。使用方法は単純。建物内外の監視カメラや各種センサー、サーバ、空調、通信機器や制御機器などと接続しているハブやルーター等に機器を取り付けるだけ。トラブル発生時や遠隔でのメンテナンス時に、企業側が管理画面から接続を要求。その都度、接続用の入口をランダムで作成。同入口を使用すれば、インターネットを介さずに設備や管理システムの状況をチェックできる。
 トラブル発生時に外部からインターネットを介して状況把握を行うことは、セキュリティの観点からとても危険である。特にセキュリティ要件が高い場合。個人情報を取り扱う企業や部署、官公庁の案件などは特に危険だ。情報漏洩を危惧して「インターネット接続が許可されない」や「顧客用設備(ファイアウォールなど)の変更が難しい」場合もある。その様なケースであると、システムのメンテナンスにおいても現場に駆けつけるしかなかった。それが遠隔操作で改善。全国どこでも、複数現場のビル設備を安全・安心にリモートで一括管理できる。インターネット接続とは別の独自の接続方法なため、ネットトラブルの影響もない。
 対象は複数棟のビルを管理するビル管理会社や設備管理・施設管理を得意とするファシリティマネジメント(FM)会社など。受託物件数が多く、トラブル発生時には現場に駆け付けることの多い企業に適している。導入企業では、メンテナンス費用や人件費等を圧縮でき、セキュリティ性や運用効率などは向上するとのこと。また既存ビルへ新たに監視カメラやセンサーを取り付ける場合、インターネット環境がない状況でもクロココネクトなら解決。急ぎの案件や工事現場、イベントなどの期間限定での設置・運用にも対応できる柔軟性も持つ。
 代表取締役の森島寛氏は「迅速かつ安全に対応できる点は強みですが、安価であることもシステム保守やメンテナンス企業から好評です。回線費や人件費などの維持コストを見直したい、高額で諦めていたリモート管理を再検討する企業もいるため、FM業務での効率化や職場改善にも効果的でしょう」と語った。ちなみに自社のFM業務で試しにクロココネクトを設置する、業務改善にどの様に繋がるか把握したい、等の要望には積極的に対応するとのこと。今なら3カ月無償提供で、5件(箇所)まで対応可能だ。ビルの設備管理業務におけるセキュリティ性や迅速対応を意識する企業は前向きに検討しては。




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