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「渋谷 REGENERATIONエリア PJ」始動 エリア最大級・延床32万㎡の大規模開発
2023.02.06 11:11
渋谷二丁目西地区市街地再開発組合、東京建物(東京都中央区)、都市再生機構(横浜市中区、UR)は、渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業(A街区およびB街区)の市街地再開発組合が設立されたと発表した。
同事業は、東京建物等を事業主体とする任意の共同建て替え事業(C街区)とともに再開発プロジェクト「Shibuya REGENERATION Project」を構成する。
プロジェクト用地は宮益坂を登り切った南側の2・9ha。新築される建物の敷地面積は約1万8800㎡、延床面積の合計は約32万2200㎡と、敷地面積、延床面積ともに渋谷エリア最大規模の計画となる。
A街区には、敷地面積約1700㎡、延床面積4200㎡、地上5階地下1階の店舗棟を建設。B街区には敷地面積1万2800㎡、延床面積約25万5000㎡の複合ビルを建設し、オフィス、店舗、ホテル、人材育成拠点、バスターミナルなど。C街区は地上41階地下2階の住宅棟を建設する。
敷地内には各街区を繋ぐデッキを設置し、「渋谷」駅からのスムーズな回遊を促す歩行者ネットワークを用意。隣接する区道の道路環境も改善し、利便性の高い道路を整備する。また、宮益坂のにぎわいの核となる上空広場も整備。豊かな緑と大庇により、大規模な憩いの広場を提供する計画。
着工は2025年度、竣工は2029年度を目指している。