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三井不動産 一般社団法人「クロスユー」設立 宇宙関連産業を活性化させるオープンプラットフォーム

2023.02.20 10:54

 三井不動産(東京都中央区)は昨年9月、宇宙関連の有志と共に一般社団法人クロスユー(東京都中央区)を設立。今年4月1日から活動開始する。
 三井不動産は2019年からの「日本橋再生計画第3ステージ」の産業創造において、宇宙分野を戦略カテゴリーとしており、「X-NIHONBASHI(クロス・ニホンバシ)プロジェクト」を主導。宇宙関連領域のビジネス拡大に貢献してきた。設立したクロスユーでは宇宙ビジネス企業に加え、非宇宙企業も含めた多様な業界のプレイヤーがより参画しやすいオープンプラットフォームを形成。同社による「場」の提供と「機会」の創出によるビジネスマッチングに加え、産官学によるサポート体制も提供する。多様なプレイヤーの組織を超えた繋がり、結びつき、発展などを促す。日本橋から宇宙産業を活性化させると共に、地球上の課題解決にも応用する持続可能な社会の実現を目指す。
 またクロスユーは、JAXAと宇宙産業促進の活動に関する連携協定を締結。JAXAをはじめ、アカデミア・大企業・スタートアップ・関連団体等から構成される人材がサポーターになり、新たなネットワーク形成やイベント・プログラムの企画立案、会員企業へのアドバイス等のサポートを行う。加えて設立趣旨に賛同した人・企業をクロスユーメンバー(特別会員)として、2月13日より会員募集を開始。会員専用施設には、4月に開設する「日本橋アイティビル」3~4階の「X-NIHONBASHI BASE」などの2カ所のコワーキングスペースの利用を始めとした、ビジネス共創のための「場」を提供していく。一緒に自社商品や研究内容のアピール、最新の宇宙産業動向のキャッチアップなどができる「機会」も創出していく。
 クロスユーの理事長には、東京大学大学院 工学系研究科教授の中須賀真一氏。専務理事には同社取締役専務執行役員の植田俊氏、理事には元内閣府宇宙開発戦略推進事務局長・経済産業省製造産業局長の高田修三氏が就任した。現時点で26名の識者の参画が決まっている。




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