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「豊海地区第一種市街地再開発事業」着工 交流拠点・生活利便性施設等を整備

2023.03.06 10:47

 三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)、東急不動産(東京都渋谷区)、東京建物(東京都中央区)、野村不動産(東京都新宿区)、三菱地所レジデンス(東京都千代田区)、清水建設(東京都中央区)の6社が、東京都中央区豊海町で権利者と推進している「豊海地区第一種市街地再開発事業」が着工した。竣工は、2027年を予定している。
 同事業は、都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅徒歩10分に位置する区域面積約2・0haの商住複合大規模再開発プロジェクト。
 同計画は、敷地面積約1万5901㎡、延床面積約22万6121㎡、鉄筋コンクリート造(直接基礎・制振構造)地上54階地下1階建て。建物内には、2077戸の住宅の他、店舗、区民館、診療所、保育所等の生活利便施設を設置する。
 2階、3階、51階、52階には、共用施設を集約し、コロナ禍以降定着した在宅ワークに対応可能な個室ブース、ミーティングコーナー、テラススペースを配した多機能ラウンジや、浜離宮を望むフィットネス、2層吹き抜けの開放的なビューラウンジ等を設置。2階の集会所、キッズルーム等一部共用施設は地域に開放する。
 外構部には、地域交流広場(約3100㎡)、隣接する豊海運動公園と一体感のあるこども広場(約1100㎡)、豊海運動公園に続くオープンスペース(約2180㎡)など、多様な地域活動等に利用できる空間を整備する。
 また、防災機能の向上として、豊海小学校・豊海幼稚園敷地の南西側の防潮堤、清澄通りのスロープと防潮堤を整備する。




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