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関電不動産と大成建設が共同で住宅開発に参画 米・ロサンゼルスのビルをコンバージョン

2023.03.13 11:00

 関電不動産開発(大阪市北区)と大成建設(東京都新宿区)は、関電不動産の米国現地法人Kanden Realty & Development AmericaLLC、同じく大成建設の現地法人Taisei USA LLCを通じて、カリフォルニア州ロサンゼルス市で行う賃貸住宅開発事業へ参画する。着工は、2023年上期を予定している。
 両社が参画する開発事業は、同市に本拠を置くCIM Group,LLC社が運用する上場REITが進めるもの。ロサンゼルス市ハンコックパークエリア近郊で、既存オフィスビルの一部を賃貸住宅にコンバージョンする。
 建物は、敷地面積約1万2626㎡、延床面積約1万3050㎡、総戸数68戸の賃貸住宅。ロサンゼルス中心部の主要幹線道路「ウィルシャーブールバード」沿いに位置し、ダウンタウンやセンチュリーシティ等の雇用中心地、ハリウッドやビバリーヒルズ等の主要エリアへのアクセスが良く利便性の高いエリアであると同時に、周辺は閑静な低層住宅地に囲まれ、良質な住環境も併せて享受できる立地。従来から住宅供給が限定されたエリアであることから、同物件の希少性の高さは訴求ポイントになると考えられている。また、同物件はCIM社の本社ビルに隣接するビルであり、CIM社の持つ豊富な知見とネームバリューを生かした事業推進が期待されている。




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