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東京・新橋の再開発計画地に木造の情報発信拠点を設置
2023.04.10 10:40
野村不動産(東京都新宿区)は、事業協力者として参画している「新橋駅西口地区市街地再開発事業」の区域内の遊休地を活用し、街の賑わいづくりの拠点として、環境に配慮した木造の「新橋ぷらっとホーム」を建設した。再開発エリア内の遊休地の活用は、野村不動産では初めての取組み。
同施設は、敷地面積94・04㎡、延床面積213・75㎡、木造3階建て。2~3階は再開発準備組合事務所として使用し、1階はカフェとイベントスペースで構成する。
イベントスペースでは、地域の情報発信や賑わいづくりに向けたイベントなどを実施。新しい街への期待感醸成を目指す。さらに、再開発による地域活性化の拠点とするべく、再開発事業後を見据えたエリアマネジメントを実施。また、建物に使用した木材は、再開発で新設する建物に再利用する。
「新橋駅西口地区市街地再開発事業」は、「新橋」駅西口に位置するSL広場と、広場に隣接する1971年2月竣工の「ニュー新橋ビル」、さらに新橋三丁目・四丁目の一部を含む約2・8haが検討区域となっている。野村不動産では今後も事業協力者として、事業推進における協力・支援を行っていくとしている。