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グローブシップ エコマーク認定取得 環境負荷低減に配慮した清掃サービスを提供

2023.04.17 14:32

 グローブシップ(東京都港区)は3月24日付けで、公益財団法人日本環境協会よりエコマーク商品類型No.510「清掃サービスVersion1.0」認定を取得した。対象は清掃受託の10施設である。
 エコマークは様々な商品(製品及びサービス)の中で、生産から廃棄までのライフサイクル全体を通して環境負荷が少ないこと、環境保全に役立つことを認められた商品に付けることのできる環境ラベル。中でも「清掃サービスエコマーク」は、清掃業務を行う事業者の環境配慮の取り組みが業界全体に浸透すること、建築物所有者等に環境配慮型の清掃業務が選択されることを目指し策定された。現在は同社を含めて10社が認定を受けている。
 エコマーク認定を目指した背景には、自社のSDGsの実現と施設オーナー・管理会社へのSDGsの実現のサポート。同社は「地球にやさしく、お客様の安全・快適な環境づくりに寄与し、社員の幸せと社会の発展に貢献する」をサステナビリティミッションに掲げる。提供する清掃サービスもより環境負荷の低い資機材や技法を選定。清掃サービスエコマークの理念や手法が目的と合致していることから、認定取得を目指すこととした。また施設オーナーや管理会社からは、「清掃面においても環境負荷低減を明確に意識した会社に任せたい」との要望が増えている。同社も同様の認識であること、施設オーナー・管理会社のSDGs取り組みの一助となればとの想いであった。
 主な取り組み内容としては、清掃サービスエコマーク基準に則った、環境負荷の低いモップ房・洗剤・ワックスの使用。施設の衛生消耗品(トイレ水石鹸・トイレットペーパー等)を環境負荷の低い製品に選定。清掃機械器具類の適正なメンテナンスによる故障廃棄の抑制。床洗浄汚水の適正廃棄などだ。現状10施設の認定範囲であるが、今後は順次拡大していく姿勢だ。




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