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東急建設 原宿の築古ビルを取得 知的生産性など意識したオフィスにリノベーションへ
2023.05.29 10:41
東急建設(東京都渋谷区)は、賃貸不動産事業を推進するため渋谷区神山町で物件を新たに取得した。建物完成と入居開始時期は10月を予定している。
立地は、東京メトロ千代田線「代々木公園」駅から徒歩8分の「井の頭通り」の西側、「奥渋」や「裏渋」と呼ばれるエリアに位置する。周辺は低・中層の建物が多く、落ち着いた就業環境を求めるテナントには訴求され易いオフィス環境となっている。
取得した物件は、築30年が経過している。同物件にリノベーション工事を実施し、自由度の高いオフィスビルとして付加価値の向上を図る。
リノベーション後は、「(仮称)TQ代々木公園」とし、ニーズに合わせてアレンジ可能で快適なビジネス空間を構築。オフィスビル等の知的生産・健康快適・省エネ環境・安心・安全に関する性能を多角評価する「CASBEEウェルネスオフィス評価認証」の評価取得も目指す。
同社が賃貸不動産事業で展開する「TQ(ティーキュー)」は、同社が強みとする渋谷の街づくりや、ゼネコン(総合建設会社)としての建設ノウハウを生かした賃貸不動産ブランド。