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「明治安田生命名古屋駅前ビル」建替え始動

2023.06.05 11:08

 明治安田生命保険(東京都千代田区)が、「名古屋」駅前に保有する「明治安田生命名古屋駅前ビル」の建替えに着手する。6月1日に着工し、竣工は2026年8月を予定している。
 現「明治安田生命名古屋駅前ビル」は1977年に竣工。建替え後は、敷地面積約3466㎡、延床面積約3万9513㎡、鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)地上20階地下2階建てを予定。事務所、店舗、駐車場を主な用途とし、「名古屋」駅と地下街で直結。環境やバリアフリーにも配慮する。
 オフィスフロアは、1フロアあたり約400坪の執務室に加え、屋上には緑を多く配置し、スカイラウンジや、各フロアにはコミュニケーションの場となるラウンジなど、充実した共用部を備える。
 環境配慮の取り組みとしては、空調・照明等の高効率機器の採用、外装水平フィンによる日射遮蔽、雨水の利用等により、電力や水道の使用量を軽減。また、全面的に再生可能エネルギーの導入を予定しているほか、太陽光発電システムを設置し一部の外構照明に利用するなど、電力使用によるCO2排出量を削減する。これらの取組みを通じて環境性能評価認証であるCASBEE建築SクラスおよびCASBEEウェルネスオフィスSクラスの取得が可能な建物とする。
 防災面では、建築基準法の1・25倍の地震力に耐えうる制振性能を備える。予備電源や非常用発電機に加え、従来1階に配置されることが多い電気室を2階に配置することで、浸水時でも安定した電力供給を可能にする。また、防災備蓄倉庫を各フロアに設置するなど、災害時も在館者が安心かつ安全に過ごせる環境を整える。




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