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「LOGIWITH(ロジウィズ)厚木」竣工 中央日土地が物流不動産市場に本格参入

2023.06.12 11:03

 中央日本土地建物(東京都千代田区)が建設を進めてきた物流施設「LOGIWITH(ロジウィズ)厚木」が完成した。同社物流施設開発事業「LOGIWITH」ブランドの第一弾となる。
 立地は、圏央道「相模原愛川」ICより3・2km、24時間操業が可能な神奈川県内陸工業団地の中心部に位置する。
 同施設は、敷地面積1万3124・13㎡、延床面積2万6708・80㎡、鉄骨造鉄筋コンクリート造地上5階建ての物流施設。
 階層ごとに最大2区画まで分割可能で、1フロア約5000㎡超が利用可能な設計(1階を除く)。最上階の5階は柱の間隔を20mとすることで、フレキシブルなレイアウトが可能。各フロアは梁下5・5m、荷重1・5t/㎡を確保し、屋上にはソーラーパネルの設置が可能な仕様。
 外観は断熱性、耐火性、耐久性に優れた金属断熱サンドイッチパネルを用い、シルバーとダークグレーの落ち着いたデザイン。エントランスホールは、開口部を大きく設けて広々とした空間とした。
 中央日本土地建物はこれにより、本格的に物流施設開発事業に参入した。同社の物流施設開発事業では、すでに愛知県一宮市と八王子市で新築工事を進めているほか、習志野市、綾瀬市で物流施設用地を取得。今後さらに物流施設の開発を加速していく予定。
 今後開発する物流施設は、原則として「LOGIWITH」ブランドとしてシリーズ展開する。名称は、「物流」を表す「LOGI」と、「ともに」を意味する「WITH」を掛け合わせ、共創の理念を表現した。施設を利用する企業のニーズに寄り添った施設計画・運用を実施し、商品を「送る人、届ける人、受ける人」の三方良しの施設を展開していくとしている。




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