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東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅拡張完了 虎ノ門ヒルズ直結、一体開発による快適な移動を実現
2023.06.26 10:43
UR都市機構(横浜市中区)と東京地下鉄(東京都台東区)は、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅の拡張工事が完成し、7月15日に開業すると発表した。
同駅は、日比谷線「霞ケ関」~「神谷町」駅間、国道1号と環状2号線の交差点付近に位置し、1964年に日比谷線が全線開業して以来、56年ぶりに誕生した新駅。周辺は、都市の国際競争力の強化に向け、「生活環境を備えた国際的なビジネス・交流拠点の整備」及び「交通結節機能の強化」を目指した「特定都市再生緊急整備地域の整備計画」に位置付けられている。
今回の工事では、日比谷線ホーム下に位置する地下2階部分に、現状の倍以上の幅員となる通路(コンコース)と改札を新設。これにより、同駅を介して「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」と「グラスロック」を行き来できるようになる。
「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」は、延床面積約23万6370㎡、S造(一部SRC造及びRC造)地上49階地下4階建て。同ビル内の地下鉄駅前広場「ステーションアトリウム(面積約2000㎡)」と「虎ノ門ヒルズ」駅出入口が繋がる。同広場は、全天候型でガラス越しに同駅のホームへ自然光が入る設計。
「グラスロック」は、延床面積約8750㎡、S造(一部SRC造及びRC造)、地上4階地下3階建て。