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「東大前 HiRAKU GATE」8月竣工 出版社とスタートアップが共存するオフィス
2023.07.17 11:32
新興出版社啓林館(大阪市天王寺区)は、東京支社の新社屋「東大前 HiRAKU GATE」の披露セレモニーを8月7日に行う。竣工は8月を予定している。設計・監理は、安藤忠雄氏。
同ビルは東京メトロ「東大前」駅すぐに立地。延床面積5820・77㎡、鉄骨造地上10階地下1階建てのオフィスビル。
地下1階~地上2階の3フロアは自社使用とし、3~10階は合計3520・65㎡の賃貸用フロアとして、スタートアップ企業などに賃貸する。
ガラスウォールの下4層分の高さを開放的なピロティとした特徴的な外観で、3階には、書架と吹き抜けのコワーキングスペースに交流ラウンジを併設。4階にはミーティングルームを備える。
4~6階は、利用目的に応じて空間を構築できる賃貸用ウェットラボ。給排水、吸排気機能や耐薬・耐荷重のフロア、大容量電源等を完備し、P2レベルまで対応する。
7~10階のオフィスフロアは、柱のない開放的な空間で、天井高は2850mm。100mmのOA床も備える。
地下1階には、20人程度まで利用できる多目的スペースと、映像音響設備を備えた約150人収容のイベントホール。また1階と4階には、2~6人で利用可能なテナント専用ミーティングルームを合計4部屋用意する。
同社では、「創造」、「独創」、「共創」の「三創空間」を目的に、アイデアとアプローチを生み出す、世界へと通じる「GATE」となることを目指すとしている。