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三菱地所/大成建設 米アトランタで大規模開発に参画
2023.08.07 11:19
三菱地所(東京都千代田区)と大成建設(東京都新宿区)は、三菱地所の米国子会社、Rockefeller Group International,Inc.(アメリカ・ニューヨーク)を通じ、米ジョージア州アトランタ市で賃貸住宅を中心とした大規模複合開発事業「1072West Peachtree」に参画したと発表した。総事業費は約525億円。プロジェクトは4月に着工しており、2026年に竣工する予定。
計画地はアトランタ市の中心地・Midtownに所在。地下鉄「Midtown」駅、「Arts Center」駅から徒歩5分圏内と交通利便性に優れ、アトランタ連邦準備銀行や主要オフィスの他、商業施設、美術館、大規模都市公園などが徒歩圏内に位置するエリアに立地する。
建物は敷地面積約4700㎡、総延床面積約10万5300㎡、地上60階。賃貸住宅(2~9および20~60階、約2万9900㎡、357戸)、オフィス(11~18階、約2万800㎡)、商業店舗(約600㎡)からなる複合ビル。
賃貸住宅は全住戸の90%以上が地上80m以上に配置され、二面採光を実現した各住戸からは開けた眺望が望める予定。オフィスにはニーズが高い専用テラスを各階専用室内に設置する。
共用施設として、アメニティフロアを10階と20階に設け、屋外テラス、コワーキングスペースや共用会議室、ジムやスパ、プール、ゴルフシミュレーターなどの導入を計画している。
アトランタ市は人口増加・経済成長が著しく、高等教育機関が集積。多様で豊富な人材がいることから近年Tech-Hubとしての地位も確立されつつある。三菱地所グループは今後も米国での事業拡大を推進し、海外事業の持続的な成長を実現。大成建設は、米国での良質な不動産事業への投資を進め、バランスの良いポートフォリオ構築を目指すとしている。