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「ロジポート名古屋」竣工
2023.08.07 11:20
ラサール不動産投資顧問(東京都千代田区)、東急不動産(東京都渋谷区)、NIPPO(東京都中央区)の3社が共同で開発したマルチテナント型物流施設「ロジポート名古屋」が竣工した。
立地は名古屋市中村区に所在し、「名古屋」駅から約4・8kmと市中心部に近接する場所に位置する。
同施設は、敷地面積15万7042・27㎡、延床面積35万4743・95㎡、鉄骨造一部鉄筋コンクリート造制震構造地上4階建てのマルチテナント型物流施設。機能面では、各階への着車を可能にするランプウェイを2基備え、倉庫面積の最小区画約2900㎡の分割利用から、約1万6700㎡~3万7000㎡の1フロアオペレーションまで幅広いニーズに対応可能。
倉庫は床荷重1・5t/㎡、梁下有効高さ5・5m以上、柱スパン10・6m以上で、汎用性の高い仕様。また、休憩室、売店、貸会議室、シャワー室、コインランドリースペースを完備し、画像認識AIによるトラックバースの満空表示システムやドライバー控室も設置する。
防災面では、24時間365日稼働の防災センターが館内のセキュリティを維持し、地震時の揺れに強い制震構造や停電時に備えた72時間対応の非常用発電機により、入居企業のBCP対応に寄与。
環境面では、LED照明や雨水再利用による潅水(かんすい)システムの活用により、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)の「Sランク」およびBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)の5つ星を取得。屋根面では、東急不動産を発電事業者とする太陽光発電事業を予定しており、ZEB評価認証の取得を予定している。