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大和ハウス メルボルンで超高層マンション開発

2023.08.07 11:08

 大和ハウス工業(大阪市北区)は、オーストラリアのビクトリア州メルボルン市中心部で開発する超高層賃貸住宅プロジェクト「メルボルン クォーター ウェスト プロジェクト」の概要を発表した。着工は8月、竣工は2026年3月を予定している。
 開発地は、オフィス棟3棟、住居棟2棟、複合棟1棟からなる複合開発「メルボルン クォーター プロジェクト」内。計画では、敷地面積2243㎡、延床面積6万6255㎡、賃貸可能面積4万5819㎡、RC造地上45階建て、総戸数797戸、駐車場125台を有する超高層賃貸住宅を建設する。
 住居は35~108㎡。間取りはメルボルン中心部で勤務する共働き世帯や周辺の外国人留学生等をターゲットとし、ワンルーム、1ベッドルーム、2ベッドルーム、3ベッドルームを用意する。
 共用スペースには、入居者専用のボウリング場やカラオケスタジオ、バーチャルスポーツ施設、多目的スペース、ラウンジ、テレワークスペース、BBQスペースなどの施設を設ける。また、24時間常駐のコンシェルジュも配置するなどセキュリティにも配慮する。
 環境評価認証は、敷地内の緑化などデザイン面を評価対象とした「Green Star(グリーンスター)」5スター認証や、新築住宅のエネルギー評価を行う「NatHERS(ナザーズ)」を取得する予定。
 大和ハウスグループは、25の国と地域で事業を展開。「第7次中期経営計画(2022年4月~2027年3月)」では、海外事業を売上高1兆円、営業利益1000億円まで伸ばすことを目指している。




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