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名鉄「三郷」駅前で再開発がスタート 広場と高層マンション・商業・公共施設など整備へ

2023.08.07 10:57

 三菱地所レジデンス(東京都千代田区)とフージャースコーポレーション(東京都千代田区)は、愛知県尾張旭市の名鉄「三郷」駅前で権利者と推進している「三郷駅前地区第一種市街地再開発事業」の市街地再開発組合が、7月26日に設立されたと発表した。
 名鉄「三郷」駅周辺地域では市街地の更新が進まず、駅前広場、道路などの都市基盤の脆弱さや交通機能の不足、地域の商業活力の低下、建物の老朽化などの課題を抱える。
 同エリアは、「尾張旭市都市計画マスタープラン」では市の中核となる「活力拠点」に位置づけられており、商業、業務、文化等の都市機能を充実させ、交通機能の強化を図るとされている。
 再開発事業では、駅前広場、道路、オープンスペースなどの都市基盤と、駅前立地を生かした商業施設、地域交流の核となる公共公益施設、まちなか居住を推進する都市型住宅などを一体的に整備。交通結節機能と拠点性の強化を図る。
 計画では駅南側の約1・1haを3街区に分け、A街区(敷地面積約3980㎡)には共同住宅や商業施設、公共公益施設を建設。B街区(同2400㎡)には駐車場を建設し、C街区(同880㎡)には商業施設を建設する。同時に、南口駅前広場の整備も行う。
 今後は2024年度の権利変換計画の認可を受け、解体工事に着手。竣工は2027年度末を予定している。

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